PHPの対応を制作会社・サーバー会社に依頼するときの文例テンプレート。コピーして使える5つの依頼文

PHPの対応を制作会社・サーバー会社に依頼するときの文例テンプレート。コピーして使える5つの依頼文

この記事を約3分で解説

音声:VOICEVOX:ずんだもん

「PHPに重大な脆弱性が見つかったらしいけど、うちのサイトは大丈夫?」「PHP 8.2のサポートが終わると聞いたけど、何をすればいいの?」

ホームページを制作会社に作ってもらった方や、サーバーの管理を任せている方にとって、こうしたニュースは「誰に、何を聞けばいいのか」が一番の悩みどころです。

この記事では、制作会社・保守会社やサーバー会社に、そのままコピーして送れる依頼文を5つ用意しました。【 】 の部分を自分のサイトの情報に書き換えて使ってください。

この記事の文例は、2026年10月時点のPHP2ShellやPHP 8.2のサポート終了を想定しています。状況に合わせて書き換えてお使いください。

まず結論:どこに何を聞けばいいか

聞きたいこと相手使う文例
うちのサイトは脆弱性の影響を受けるか、対応済みか制作会社・保守会社文例1
PHPのバージョンアップをお願いしたい、費用を知りたい制作会社・保守会社文例2
サーバー側で脆弱性の修正が当たっているかサーバー会社文例3
PHPを上げたらサイトがおかしくなった制作会社・保守会社文例4
制作会社と連絡が取れない、どこに頼めばいいか分からない新しい依頼先文例5

レンタルサーバーの管理画面に自分で入れる場合は、自分でPHPを変更することもできます。手順は「レンタルサーバー別・PHPバージョンの変更手順」をご覧ください。

「制作会社と連絡が取れない」「どこに頼めばいいか分からない」という方へ
C-TechLabでは、ほかの会社が作ったサイトのPHP対応や保守も引き受けています。初回のご相談は無料です。

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依頼する前に、手元にそろえておく情報

依頼文を送る前に、次の情報を確認しておくと、やりとりが少なくて済みます。分からないものは「不明」と書いて構いません。

情報調べ方の例
サイトのURLブラウザのアドレス欄
サーバー会社とプラン名サーバー会社からの契約メール、請求書
サーバーの契約ID・初期ドメインサーバー会社からの契約メール
今のPHPのバージョンWordPressの「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「サーバー」(確認方法の詳細)
CMSの種類WordPress、EC-CUBE、Movable Typeなど。分からなければ「不明」
保守契約の有無制作会社との契約書、毎月の請求書

パスワードはメールに書かない

依頼文の中に、サーバーやWordPressのパスワードは書かないでください。メールは転送や誤送信で第三者に渡るおそれがあります。作業にパスワードが必要な場合は、相手が用意した安全な受け渡しの方法(パスワード付きの共有ツールや電話など)を使いましょう。作業が終わったら、パスワードを変更しておくと安心です。

文例1:制作会社・保守会社に対応状況を確認する

まずは「うちのサイトは大丈夫か」を確認する文例です。保守契約があるかどうかに関係なく使えます。

件名:PHPの脆弱性(PHP2Shell)への対応状況のご確認

【制作会社名】
【ご担当者名】様

いつもお世話になっております。【会社名】の【氏名】です。

2026年10月に公表されたPHPの重大な脆弱性(PHP2Shell/CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)について、
弊社のホームページへの影響と対応状況を確認させてください。

■対象のサイト
・URL:【https://example.com/】
・サーバー会社:【〇〇レンタルサーバー(プラン名)】
・CMS:【WordPress/不明】

■確認したいこと
1. 弊社のサイトは、この脆弱性の影響を受けますか
2. サーバーのPHPに修正は適用済みですか(サーバー会社による対応を含みます)
3. 不正アクセスを受けた形跡がないか、確認していただくことは可能ですか
4. 対応が必要な場合、作業内容・費用・スケジュールを教えてください

お忙しいところ恐縮ですが、【10月〇日】ごろまでにご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

ポイント:「影響があるか」「対応済みか」「侵入されていないか」を分けて聞くと、回答があいまいになりにくくなります。PHP2Shellは、修正を当てる前に入られていた場合、更新しても痕跡が残ります(詳しくは「PHP2Shellは「更新して終わり」ではない」)。

文例2:制作会社・保守会社にPHPのバージョンアップを依頼する

PHP 8.2以前を使っている場合の、バージョンアップの見積もりを依頼する文例です。

件名:PHPのバージョンアップ作業のお見積りのお願い

【制作会社名】
【ご担当者名】様

いつもお世話になっております。【会社名】の【氏名】です。

弊社ホームページのPHPは現在【8.1】で動いていると認識しております。
PHP 8.2以前はサポートが終了している、または2026年12月31日に終了すると聞きましたので、
新しいバージョン(PHP 8.4以降を希望)への切り替えをお願いしたく、ご連絡しました。

■対象のサイト
・URL:【https://example.com/】
・サーバー会社:【〇〇レンタルサーバー(プラン名)】
・現在のPHPのバージョン:【8.1】

■お願いしたいこと
1. 作業前のバックアップ
2. テーマ・プラグインなどが新しいPHPに対応しているかの確認
3. テスト環境での動作確認と、本番のPHPの切り替え
4. 切り替え後の動作確認(特にお問い合わせフォーム【と予約機能】)

■教えていただきたいこと
・作業の費用とスケジュール
・不具合が出た場合の対応と、元に戻す方法
・今後もPHPの更新が必要になる時期の目安

【11月中】の作業を希望しています。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

ポイント:「切り替えたあと、何を確認してもらえるか」まで書いておくと、作業後の「フォームが動かない」といったトラブルを防げます。止まると困る機能(予約、決済、会員ページなど)があれば、必ず書き添えてください。移行の流れは「PHP 8.2のサポート終了は2026年12月31日」で解説しています。

文例3:サーバー会社に修正の状況を問い合わせる

国内の多くのレンタルサーバーは、PHPのバージョン番号を変えずに修正を当てています。お知らせを見ても自分の契約が対応済みか分からない場合に使う文例です。

件名:PHPの脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)への対応状況について

【サーバー会社名】 サポートご担当者様

いつもお世話になっております。
【契約ID/初期ドメイン:xxxxx】で契約している【会社名】の【氏名】です。

2026年10月に公表されたPHPの脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)について、
弊社の契約しているサーバーへの対応状況を教えてください。

■対象
・サーバー:【サーバー番号やホスト名が分かれば記入】
・ドメイン:【example.com】
・利用中のPHPのバージョン:【8.1.xx(サイトヘルスでの表示)】

■確認したいこと
1. 上記のサーバー・PHPのバージョンに、修正は適用済みでしょうか
2. 表示されるバージョン番号が変わっていなくても、修正済みと考えてよいでしょうか
3. 利用者側で必要な作業(設定の変更やPHPの切り替えなど)はありますか

よろしくお願いいたします。

ポイント:サーバー会社は、サイトの中身(WordPressのテーマやプラグイン)までは見てくれません。サーバー会社に聞くのは「サーバーのPHPに修正が当たっているか」まで、サイトの動作確認は制作会社に、と分けて考えましょう。古いPHPへの各社の対応状況は「PHP 7.4/8.1のまま更新できないサイトはどうする?」にまとめています。

文例4:PHPを上げたあとに不具合が出たときに連絡する

PHPを切り替えたあとに、サイトの表示がおかしくなったときの連絡の文例です。いつ・何をしたら・どうなったかを具体的に伝えるのがポイントです。

件名:【至急】PHP切り替え後のサイトの不具合について

【制作会社名】
【ご担当者名】様

いつもお世話になっております。【会社名】の【氏名】です。

本日【10月〇日 〇時ごろ】、サーバーの管理画面でPHPを【8.1】から【8.4】に切り替えたところ、
次の不具合が出ています。至急ご確認いただけますでしょうか。

■対象のサイト
・URL:【https://example.com/】
・サーバー会社:【〇〇レンタルサーバー】

■起きていること
・【トップページが真っ白になる/「このサイトで重大なエラーが発生しました」と表示される】
・【お問い合わせフォームが送信できない】
・表示されているエラーメッセージ:【画面の文言をそのまま貼り付け】
・スクリーンショットを添付します

■こちらで行ったこと
・【PHPを元の8.1に戻したところ、表示は元に戻りました/戻していません】
・【WordPressから「サイトで技術的な問題が発生しています」というメールが届きました】

原因の調査と修正について、作業内容と費用、スケジュールを教えてください。
よろしくお願いいたします。

ポイント:エラーメッセージは、要約せずに画面の文字をそのまま貼り付けてください。原因のプラグインやファイル名が書かれていることが多く、調査が早くなります。自分でできる応急処置は「PHPを上げたらWordPressサイトが壊れたときの対処法」で解説しています。

文例5:制作会社と連絡が取れないときに、新しい依頼先に相談する

制作会社が廃業している、担当者が辞めてしまった、などで連絡が取れない場合に、新しい依頼先へ相談する文例です。

件名:ホームページのPHP対応と保守のご相談

【依頼先の会社名】 ご担当者様

はじめてご連絡いたします。【会社名】の【氏名】と申します。

弊社のホームページについて、PHPの脆弱性への対応とバージョンアップをお願いできる会社を探しています。
制作した会社と現在連絡が取れず、サイトの状況がよく分からない状態です。

■分かっていること
・URL:【https://example.com/】
・サーバー会社:【〇〇レンタルサーバー/不明】
・CMS:【WordPress/不明】
・サーバーの管理画面に入れるか:【入れる/入れない/分からない】
・WordPressの管理画面に入れるか:【入れる/入れない/分からない】
・ドメインの契約者:【弊社/制作会社/分からない】

■ご相談したいこと
1. サイトとサーバーの現状の確認
2. PHPの脆弱性への対応と、バージョンアップ
3. 今後の保守(月額での契約も検討しています)

費用の目安と、進め方を教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。

ポイント:「管理画面に入れるか」「ドメインやサーバーの契約者は誰か」は、作業ができるかどうかを左右する重要な情報です。分からない場合も、そのまま「分からない」と書いて大丈夫です。サーバーやドメインの契約が制作会社の名義になっている場合は、名義を移す手続きから始めることになります。

返事が来たら確認したいこと

依頼先から回答が来たら、次の点が書かれているかを確認しましょう。書かれていなければ、追加で質問してください。

  • 作業の範囲:バックアップ、テスト環境での確認、切り替え後の動作確認まで含まれているか
  • 費用:作業費のほか、不具合が出たときの修正費用がどうなるか
  • スケジュール:いつ作業するか、サイトが止まる時間はあるか
  • 元に戻す方法:問題が出たときに、どうやって元に戻すか
  • 今後の予定:次にPHPの更新が必要になるのはいつか

PHPは、これからも1〜2年ごとにバージョンアップが必要です。今回をきっかけに、誰が、いつ、何を更新するのかを決めておくと、次に同じようなニュースが出たときに慌てずに済みます。

C-TechLabにできること

C-TechLabでは、ほかの会社が作ったサイトも含めて、PHPの対応やホームページの保守を引き受けています。

  • 現状の確認:サイトが何で動いているか、PHPのバージョンや修正の状況を確認します
  • PHPのバージョンアップ:バックアップとテスト環境での確認をしたうえで、切り替えと動作確認まで行います
  • 不具合の修正:PHPを上げて壊れたサイトの原因を調べ、修正します
  • 継続的な保守:脆弱性の情報を見張り、必要な更新を代わりに行います

上の文例5をそのままお問い合わせフォームに貼り付けていただいても大丈夫です。代表エンジニアが直接、状況を伺います。詳しくはホームページ運用保守・バージョンアップのページもご覧ください。

よくある質問

保守契約がなくても、制作会社に確認してよいですか?

はい、問題ありません。保守契約がない場合、確認や作業が有料になることはありますが、まずは状況を聞いてみましょう。文例1は、保守契約の有無に関係なく使えます。

サーバー会社と制作会社、どちらに連絡すればいいですか?

サーバーのPHPに修正が当たっているかはサーバー会社に、サイト(WordPressのテーマやプラグインなど)が新しいPHPで動くかは制作会社に確認します。どちらか分からない場合は、まず制作会社に聞くと、必要に応じてサーバー会社とのやりとりも含めて対応してもらえることが多いです。

依頼文にパスワードを書いてもいいですか?

書かないでください。メールは転送や誤送信で第三者に渡るおそれがあります。作業にパスワードが必要な場合は、依頼先が用意した安全な受け渡しの方法を使い、作業が終わったらパスワードを変更しましょう。

制作会社と連絡が取れません。どうすればいいですか?

サーバーやドメインの契約者が誰かを確認したうえで、新しい依頼先に相談してください(文例5)。サーバーの管理画面に入れない場合でも、サーバー会社に契約者として問い合わせれば、ログイン情報の再発行などができる場合があります。

PHPのバージョンアップの費用はどれくらいですか?

サイトの規模や、使っているテーマ・プラグインの状況によって大きく変わります。テーマやプラグインがすべて新しいPHPに対応していれば作業は短時間で済みますが、独自に作られたテーマや開発が止まったプラグインがあると、修正の費用がかかります。まずは文例2で見積もりを依頼してください。

参考情報